2012年11月28日水曜日

下痢

 門司新報という新聞の明治32年7月14日の記事では、軍医部長の巡視日程として、7月17日に小倉衛戍病院と輜重兵十二大隊をまわる予定と記載されている。ところが小倉日記によると、7月13日ころから下痢が始まり、次第に症状が増悪し、15日の予定の途中からは帰宅して20日まで休んでいる。そのため、当初の予定は実行されなかった。

 当初7月17日の予定だったものは、8月2日に実行され、小倉衛戍病院の視察を行ったことになる。
 
 下痢の原因については記載はないが、転勤に伴う疲れ、食べ物に当たった、ウィルス性の腸炎などが考えられるだろうか。鴎外は、衛生上の観点からも加熱されていないものは基本的に食べなかったと伝えられているようですが、それでも下痢症になるときはなりますね。独り身で家でうんうん唸っているというのは心細いものだろうが、その間の日記の記載はない。

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